4/28開催【背景テクニカルアーティストから見たゲーム開発】
多くの方にご参加頂きましてありがとうございました。
セミナー後に頂いたご質問について、かわい先生よりお返事を頂いていますので掲載させて頂きます。


Q1:背景を仕事にするにあたり、身につけておくべきスキルや、やっておくべき練習などはありますか?特に、キャラやモーションなど他の3Dの仕事には無い、背景特有のものがあったら教えていただきたいです。

A1:最近はサブスタンスペインターなどでお手軽に絵作りができるようになりましが、スカルプトもここぞというときには必要になるので、そこら辺の力を育てられるといいですね。
また背景、キャラに限らずになっちゃいますが、構図とかカメラの画角に興味を持てるとより表現の幅が広がると思うので、もし普段スマホのカメラで写真を撮る機会がたくさんあるなら、画角や構図にこだわってみると少しずつ感覚が養われていくと思います。
またセミナー内でも言ったかもですが、背景はゲームが好きor知っていると上手になれるとおもうので、自分の好きなゲームや携わりたいゲームをよく観察してみるといいと思います。youtubeのゲーム散歩のcyberpunkの回はおすすめです。こういう見方でゲームを作ってる人は見ているのかと知ることができますよ。

Q2:知らない事が沢山ありましたので有意義な時間でした。しかしながら、次回のセミナーのお時間や内容をできるだけ知れたほうが嬉しいなと思います。早めにお知らせくだされば、予定を開けられる方も多くなると存じますので、より多くの方に見ていただけるのではと感じました。

A2:今後がんばります!

Q3:本日はお忙しい中貴重なお話をありがとうございました。現在背景モデラー志望として就職活動を行っているのですが、ポートフォリオ作成にあたりどの様な点をよく見られるのでしょうか?
また2年制のため作品の数が少ないのですが、どのくらい作品数があるとよいのでしょうか?

A3:印象での返答になってしまいますが、3~4点の背景作品が最低限だと思います。作品が多いとその中でその人のいいところが見つけやすいって感じです。三点くらいは最低限ほしいと思います。1点、2点だと作れる人なのかの判断が難しくNGを出しがちではあります。

Q4:ワークショップの人数を増やしていただけたら嬉しいです。

A4:需要が見込めたら、今後増やすかもです・・

A5:もっと講演者の方と質疑応答したかったです。

A5:時間が足らずすいません。次回以降あれば検討いたします。

Q6:ワークショップのお値段を今後聞いてみたいです!

A6:直近の有料ワークショップは6回セット12,000円となります。
  チケットのご購入はこちら http://ptix.at/qITBvJ

Q7:UnityやUEでリアルタイム映像を制作する方法やメリット・デメリットなどをお聞きしたいです。

A7:ゲームではなくリアルタイムの映像という想定での返答とさせていただきます。色々メリットデメリットありますが、自分が思うのは、、

<メリット>
レンダリング時間がほとんどないので何度も調整できる。
リアルタイムの場合は事前に仕組みを仕込んでおけば例えば赤い車を見ている途中で青い車に変えたり、キャラクターの服を見る人の好みによって変えることが容易にできる。

<デメリット>
現状難しい表現は結構あります。例えばアベンジャーズのビルの破壊のシーンや大きな海のうねり、パーティクル表現などは現状だとやはりレンダリングされたものの方がよく計算されていてきれいです。最近のリアルタイムも頑張っていますが、まだまだ追いつけてないと思います。
映像を見る人にもそれなりの環境が必要なのもデメリットです。レンダリング映像は事前に書き出された絵の連続なので、映画と家のテレビで体験は違いますが、一応見る映像は一緒です。ただリアルタイム映像となると、見る人もそれなりのスペックのPCやゲーム機を持っていないと実際に再生しているときにコマ落ちしたり、きれいなエフェクトが出ないなどの差が生まれてしまいます。

Q8:背景モデリングについてのノウハウ等を聞いてみたいです。

A8: こちらは別途考えたいです。

Q9:スカルプトでキャラクターデザイナーになるにはまず何から始めれば良いですか?

A9:Zbrushから初めていいと思います。Blenderも無料なので悪くないのですが、業界の標準としてはやはりZbrushがおすすめです。何を最初に作ったらということでしたら好きなキャラクターなどをそっくりそのまま作ってみることをお勧めします。

Q10: リアル調のキャラクターモデラーの方の話を聞きたいです。
   3DCGモデラーに関して聞いてみたいです。

A10:別途、運営側でセミナーを計画中です。

Q11:本日は貴重なお話ありがとうございました!ポートフォリオについての質問させて頂きます。学生のポートフォリオに他社開発のゲームのファンアートが乗っていた場合マイナスにとられることはありますでしょうか。ポートフォリオにただ背景の静止画を載せるのではなく、UEやUnity内でゲームプレイを想定した世界観や空気感までを構築し、そのデータを送るのは評価されますでしょうか。

A11:自分が見てる限りは他社開発のゲームのファンアートはマイナスにはならないです。とても上手に作れていたらそれはそれで評価は高いです。ただ、そのファンアート元の会社も受けてると知ったらそっちいっちゃうんだろうなぁって少し寂しい気になりますが、その作品が自信のある作品であるなら是非入れた方がよいですね。

プロジェクトデータを送られてきても、なかなかすべての会社の人がそれを見れる環境でなかったりするので、どちらかというと見どころを集めた動画の方がいいと思います。

チェックする人はたくさんポートフォリオを見るので、例えば大きなデータが来てそれを解凍して、送られてきたデータを理解して、頑張ってデータを開いてくれる人って少ないと思いますし、そこのデータの圧縮とか説明に時間をかけるなら動画で見どころを演出してあげた方が、見る側に優しいのでそっちの方がみてくれると思います。

Q12:学生の頃、背景の勉強になった作品やアーティストがいらっしゃいましたら是非教えていただきたいです!

A12:学生時代はまさか背景に携わるとは思ってなかったので、今でも勉強になってる&リスペクトしている方を紹介します。
https://www.artstation.com/tsmith3d
https://www.artstation.com/jronn
https://www.artstation.com/maartenhof
https://www.artstation.com/jonbick1
https://80.lv/articles/koola-s-storm-test-in-ue4
(artstationのページが見つからなかったので別のサイトで紹介します。)